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ひたすらバス停を上げていくブログ

ひたすらバス停の写真を上げています。はっきり言って「誰得」です。

【標~みちしるべ】阪急バス 国道大山崎 こくどうおおやまざき 京都府 

【標~みちしるべ】 阪急バス 京都府
訪問当時の状況です。現在では状況が変化している場合がありますので予めご了承願います

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【標~みちしるべ】ではこれまでまとめてきた、バス停を単純にプロットしたものではなく旅先で見かけたバス停に実際行ってみて思ったことを徒然と書いています。

 

【叢に】

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阪急バスと言えば阪急電鉄の駅とニュータウンを結ぶ路線を数多く持ち、今は高速路線バスへの進出も果たしておりバス事業者は「大手」であることは誰もが認めるところだろう。

しかし、そんな阪急バスの路線を構成するバス停に、よもやこれほどまでに利用者の「ニオイ」を感じさせないバス停があるとは思ってもいなかった。

ニオイといえばここのバス停のニオイはズバリ、草いきれだ。この草いきれをかき分け時刻を確認しなければならない。叢(草むら)に立つ姿に「大手」バス事業者の姿はどこにも感じられない。

 

【街道】

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叢にひっそり佇むこのバス停を、目の前が乗用車やトラックが目もくらむほどに飛ばしていく。ここは新西国街道―国道171号だ。

古(いにしえ)の頃より京と山陽筋を大坂を介さずに通行することが出来た西国街道の末裔だ。

現代の街道を縦横無尽に走るクルマを「動」とするなら、このバス停はこの場所にあって「静」のポジションを確立しているようだ。

 

【三川の出合う地】

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「静」の代表のバス停の向こうには、対照的にこれまた「動」の象徴が存在する。

写真奥にある森の向こうには若狭と丹波の山地を源流とする「桂川」が、その奥には近畿の「水甕」こと琵琶湖を源流とする「宇治川」が、さらにその奥は伊賀の山奥を源流とする「木津川」が流れており、ここ山崎の地でこの三川が合わさり「淀川」として大阪湾まで注ぐ。

全国でも屈指の「大河川」の前ではこのバス停の存在などどこかに消え飛びそうになるが、かろうじてその叢に存在を示しているかのようだった。

 

【それでも】

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国道を構成する土手を降りて民家のある通りを歩いていてふと振り向くと思い出したかのようにバス停が立っていた。

あらゆる交通が集中するこの山崎の地に、それぞれが陸上交通の覇を競うかのように存在している中で、それでもバス停は立っている。

叢の中に時刻表があるけれど、それでもバス停は立っている。

待ち人がいない。けど、それでもバス停は立っている。

 

そこに存在する、という事が大切だから。

【平成27年8月16日訪問】

※このバス停付近は大変交通量の多い場所にあり、また「歩道」というものがありません。訪問される際には接近する車に充分に気を付けて、「自己責任」にてお願い致します。(バス停付近に押しボタン式の信号機があるので必ずボタンを押して横断して下さい)